総統府・レンガの美in台湾

SPC太郎

2010年08月07日 09:42

中華民国総統府(旧台湾総監庁)






























日本の統治時代である1919年(大正8年)に竣工した官邸。

現在は、「中華民国総統府」として使用されている。

終戦末期に米軍による空襲で一部が被害を受けた程度で大過なく偉容を誇っている。

敗戦後、蒋介石政権の下でも破壊されることなく使用されている。

台湾では、統治時代の建築物が数多く残され、歴史的な理解も得て保存されている。

何度見ても、白を基調とした建物にレンガの色彩がマッチして素晴らしい建物。

国内の広島江田島にある海上自衛隊幹部候補生学校(旧海軍兵学校)の様な感じ。

台北市内を車窓から見学する時に目にする建築物。
























玄関正面で警備をする憲兵隊。女性隊員も凛々しい。

1Fはパスポートがあれば見学可能。夜はライトアップされている。


 






















中央塔の高さは60m。設計は長野宇平治か基本設計をしたが、

中央塔が低かった為に大修正を加えて森山松之介を起用して

建築された。明治から大正時代にかけての素晴らしい建築物。

レンガは全て、日本で製造して輸送したとのことで、レンガの角が

欠けることもなく美を保っている。(建築時に欠けていたレンガは全て破棄された)

場所は台北市中正区にあり、近くには二二八公園、音楽庁、中正記念堂がある。

 






















「中正記念堂」

26万㎡の敷地に蒋介石の記念堂がある。

台湾観光で一度は訪れる所。中には、6.3mの蒋介石ブロンズ像が安置されている。

























敷地内に隣接する劇場「音楽庁」。ホテル圓山大飯店を模したとか。


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